昨晩の海外

昨晩の海外市場は、ポンド相場が、報道や発言で上下に荒れるも、総じて方向感に薄い展開となった。NY株価は、ワクチンが早期に配布される見通しや財政協議に進展との報道を受けて、堅調に推移したが、リスクオンの動きは限定された。
ポンドドルは、ジョンソン首相が、「合意に至る可能性は高いものの、決裂の可能性もある」と述べたこと、ジョンソン首相のブリュッセルへの出発が未定との一部報道もあって1.3290まで下落後、英議会が、ブレグジットに絡む国内市場法案から国際法違反の部分を削除するとの報道を受けて1.3394まで買い戻されたが、その後はジョンソン首相とフォンデアライエン欧州委員長の対面協議を控えて、このレンジで揉み合う展開に留まった。
ドル円は、103.96から104.21の小動き、ユーロドルは、独12月ZEW景況感指数が前月から改善、ユーロ圏7-9月期GDPの改定値はほぼ変わらず影響は限られ、1.2096かfら1.2134で上下の動きに留まった。
一方クロス円では、ユーロ円が125.91から126.36、ポンド円は138.42から139.39、オージー円は77.38から77.08、NZD円が73.12から73.44、カナダ円は81.49から81.20での推移に留まった。