昨晩の海外

昨晩の海外市場は、ロンドン市場でドル売りが優勢となるも、NY株価が軟調に推移したことやロンドン・フィキシングでの月末のドル買いフローに、ドルの下値は支えらえた。NYダウは、トランプ政権が、新たに中国系企業4社を規制の対象にすることを発表、OPEC総会で協調減算の足並みが揃わなかったこと、弱い11月シカゴPMI、NYの感染者拡大などを嫌気して、前日比446ドル安まで一時売り込まれた。また、モデルナが、ワクチンの緊急使用許可を申請、バイデン大統領候補が、次期財務長官にジャネット・イエレンFRB前議長を指名すると発表したが、好感する動きは見えなかった。
ドル円は104.39まで反発、ユーロドルは、ラガルドECB総裁が「金利はかなりの期間に渡って低い水準を維持する」と発言したが影響は見えず、1.2003まで上昇後1.1942まで売りに押され、ポンドドルは、英欧のFTA交渉が、今週にも合意に至るとの見通しが下支えし、1.3306から1.3386で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が125.13、ポンド円は139.48まで反発、オージー円は76.97から76.67で揉み合い、NZD円が72.97から73.47、カナダ円は80.66まで上昇した。