昨晩の海外

昨晩の海外市場は、米大統領選の開票作業が続く中、一部で抗議行動が起きるなど混乱が見えているが、バイデン氏や上院での共和党の勝利を織り込む形で株価が大きく反発、リスクオンのドル売りが優勢となった。また、米FOMCでは、金融政策が据え置かれたが、パウエルFRB議長が「状況が悪化すれば新たなファシリティー検討の可能性」と発言したことが、一段とドルを押し下げた。尚NYダウは一時647ドル高まで反発した。
ドル円は、米長期金利の低下もあって103.44まで下落、ユーロドルは、予想を下回る9月小売売上高やユーロ圏成長予測の引き下げにも1.1860まで買い戻され、ポンドドルは、英中銀が、資産購入枠の拡大を発表、ベイリー英中銀総裁が、「マイナス金利の検討作業、重要性については全会一致」と発言も反応は見えず、1.3149まで上昇した。
一方クロス円では、ユーロ円が123.18を高値に122.36まで売りに押され、ポンド円も136.32から135.54、オージー円は75.48、NZD円は70.27まで値を上げたが、カナダ円は79.24から79.72で上下した。