昨晩の海外市場は、トランプ大統領の勝利宣言にも、バイデン候補の勝利確率が盛り返したこと、議会選では、上院で共和党が優位となったことで、バイデン氏の大規模な財政拡大に加えて、大幅な増税が回避されるとの見方から、株価が大幅に反発、米長期金利が急低下したことで、アジア時間のリスク回避的なドル買いの巻き戻しが優勢となった。米経済指標としては、10月ADP全米雇用報告やISM非製造業指数が予想を下回ったこともドルの上値を抑えた。また、NYダウは一時821ドル高、ナスダックは4%高まで反発したが、大統領選に関しては、法廷闘争は避けられないとの見方が、株価の上値を抑えた。
ドル円は、アジアの高値105.34から104.15まで一時売りに押され、ユーロドルは、1.1603の安値から1.1745まで反発、ポンドドルは、1.2915の安値から1.3051まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円が122.71から122.06、ポンド円は139.17から135.38で上下もオージー円は75.21、NZD円は70.06、カナダ円は79.79まで反発した。