昨晩の海外市場は、新型コロナウイルスの感染再拡大の懸念、米追加経済対策に対する失望感、企業の決算発表の結果などを受けて大幅に下落、原油価格も大きく値を下げたが、米長期金利の低下もあって、リスクオフのドル買いは強まっていない。NYダウは一時965ドル安まで下落、ナスダック総合が189ドル安、S&Pが64ドル安で引けている。米経済指標としては、9月新築住宅販売件数が、予想を下回ったが、堅調な結果が続いており、悪影響は限定された。
ドル円は、104.79から105.06で小動きが続き、ユーロドルは、独10月ifo企業景況感指数が、予想を下回ったが、影響は大きく見えておらず、1.1848から1.1803までの下落に留まり、ポンドドルも1.2993から1.3076で上下した。
一方クロス円では、ユーロ円が124.21から137.78、ポンド円が136.31から137.08、オージー円は74.52から74.95、NZD円は70.29から69.98で揉み合い、カナダ円は79.78から79.31まで売りに押された。