昨晩の海外市場は、米中通商交渉の進展期待や米下院で、超党派議員が新たな予算案に合意したことで、NYダウが406ドル高まで反発。リスク回避の巻き戻し的なドル売り、円売りが優勢となった。
トランプ米大統領は、「習近平主席と近いうちに会談を行いたい」、「対中関税の引き上げ開始、3月1日の期限からずれても構わない」、「政府機関の閉鎖はないだろう」と述べたことなどが好感された。また、パウエルFRB議長の講演では、具体的な金融政策には触れず、米経済の堅調を強調する発言に留まり、影響は限定された。
ドル円は、110.65から110.35で揉み合い、ユーロドルは1.1258から1.1340まで反発、ポンドドも、1.2834から1.2910まで買い戻しが優勢となった。
一方クロス円では、ユーロ円が125.28、ポンド円が142.65、オージー円が78.49まで反発、NZD円が74.50から74.33で上下、カナダ円は83.49まで上昇した。