昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、月末のフローの動きが中心となったが、ユーロ中心にドル買いが優勢となった。米経済指標としては、11月米新築住宅販売件数が予想を上回ったが、週間新規失業保険申請件数、10-12月期雇用コスト指数や1月シカゴ購買部協会景気指数が、市場予想を下回り、影響は限定された。またトランプ大統領が「中国との貿易協議はうまくいっている」、「習中国国家主席と近い将来会談する」、「3月の交渉期限を延長する可能性もある」などとの見解を示したことが、若干安心感を誘い、NYダウは、一時123ドル安まで下落後安値圏でもみ合ったが、ナスダック指数が大幅に反発したことが下支えした。  ドル円は108.50を安値に108.90まで反発、ユーロドルは、 バイトマン独連銀総裁の「独経済に下振れリスクが広がっている」とハト派発言を繰り返したことで1.1436まで下落、ポンドドルは、対ユーロでの買いが支え、1.3098から1.3160で上下した。  一方クロス円では、ユーロ円が124.50まで下落、ポンド円は142.25から143.22で上下、オージー円が78.88から79.40まで一時上昇、NZD円も74.92から75.55、カナダ円は82.48を安値に82.94まで値を回復した。