昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、英国のEU離脱案に関する再採決やFOMCを睨んで、様子見ムードが広がった。英議会では、「EUとの間で新たな合意に達しなければ、年末まで離脱を延期すべき」との案は否決されたが、「3月末まで、バックストップを別の取り決めに置き換えることをEUと再交渉する」修正案は可決された。一方で、ユンケル欧州委員長は、「メイ英首相に再交渉は不可能と伝えた」と述べ、欧州委員会報道官は、「EUは、英国のEU離脱期日の延期を検討する用意」としているが、混迷が続いている。  ドル円は109.21から109.54、ユーロドルは1.1450から1.1411揉み合いとなったが、ポンドドルは、1.3201から英議会の決定を受けて、1.3057まで下落した。またユーロポンドは、0.8757まで買い戻しが優勢となった。   一方クロス円では、ユーロ円は125.24から124.75で推移、ポンド円は1144.50から142.74まで売りに押され、オージー円が78.50から78.11、NZD円が75.02から74.55、カナダ円が82.30から82.54で上下する動きに留まった。