昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、ドル売りが優勢となった。一時300ドル近い上昇となったNYダウが、下落に転じたことがリスク回避的な展開につながった。ハセット米CEA委員長が、「米政府機関の一部閉鎖が3月末まで続けば、第1四半期の成長はゼロになる可能性がある」との見方を示したことなどが嫌気されたが、米経済指標としては、11月住宅価格指数が予想を上回ったが、1月リッチモンド連銀製造業景気指数が、予想を下回り影響は限定された。  ドル円は110.00を高値に109.39まで下落、ユーロドルは、1月消費者信頼感指数の速報値が、予想を下回ったが影響は限定され、1.1351の安値から1.1394まで反発、ポンドドルは、モスコビシ欧州委員が「現在の状況から脱出するためには、2回目の国民投票は道理にかなう」、バークレー英・EU離脱担当相が、「EUも英国も合意なき離脱は避けたいのは明らかで、欧州連合と更なる話し合いが行われる」と述べたこともあり、1.3082まで買い戻しが優勢となった。  一方クロス円では、ユーロ円は124.39から124.94まで反発、ポンド円が143.57まで上昇、オージー円が78.43、NZD円が74.62まで一時反発、カナダ円は82.43を高値に81.85まで売りに押された。