昨晩の海外市場は、週末を控えてまちまちの展開も、総じて揉み合い気味となった。NYダウは、243ドル高から157ドル安まで調整したが、比較的今夜の動きは限定された。また、米経済指標としては、12月シカゴ購買部協会景気指数が予想を上回ったが、11月住宅販売保留指数は、予想外のマイナスとなり、ドルの上値を押さえた。 ドル円が110.22から110.53まで反発後110.14まで下落、ユーロドルは、独12月消費者物価指数が予想を下回ったこともあり1.1431まで下落後1.1473まで反発したが、再度1.1430まで売りに押され、ポンドドルは、月末の対ユーロでの買いから1.2636から1.2709まで値を上げた。ハント英外相が、「EUがアイルランド国境のバックストップ措置を期限付きとすることで明確化してくれれば、英下院は通過する可能性がある」と発言したことも好感された。 一方クロス円では、ユーロ円が126.13まで値をさげ、ポンド円は139.51から140.32まで反発、オージー円が77.54、NZD円が73.85、カナダ円が80.67まで売りに押された。