昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、株価や米中貿易摩擦に関するニュースで、ドルが上下する形となった。NYダウは、「中国は米国製自動車に課している関税の引き下げに動く」との一部報道をきっかけに、368ドル高まで上昇したが、トランプ大統領が「国境の壁の予算を受け入れなければ政府機関を閉鎖する」と発言したことで、マイナス202ドルまで一時下落、本日も上下に荒れた展開が続いた。米11月卸売物価指数とコア指数は、予想を上回ったが、総じて前回より弱い内容から影響は限定された。  ドル円は、113.47まで上昇、ユーロドルは、12月ZEW景況感指数が予想を上回ったことで1.1400まで反発後、1.1306まで下落、ポンドドルは、1.2640まで買い戻された後、「保守党が、メイ首相に対する不信任投票に必要な書簡を48通集めた」との報道を受けて、1.2492まで安値を更新した。   一方クロス円では、ユーロ円が128.99から128.18まで下落、ポンド円も142.95から141.70まで値を下げたが、オージー円は81.33から81.82、NZD円は77.60から78.24まで一時値を上げ、カナダ円も84.24から84.72まで買い戻された。