昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、独紙が「トランプ大統領が、早ければ来週にも自動車関税を発動する可能性がある」と報道したことで、ドル買いが優先となった。米経済指標としては、7-9月期住宅価格指数は予想を上回ったが、9月ケース・シラー住宅価格指数や11月消費者信頼感指数が予想を下回ったが、影響は限定された。またNYダウは、220ドル安から110ドル高まで反発したが、リスク志向の動きは強まっていない。注目のクラリダFRB副議長の発言は、「米経済は強健。労働市場は健全、漸進的な利上げを支持」と伝わり、予想ほどハト派的な内容ではなかったが、ドルを更に押し上げるには力不足となった。  ドル円が113.85まで上昇、ユーロドルは1.1278、ポンドドルは1.2776まで下落した。 一方クロス円では、ユーロ円が128.85から128.36まで下落、ポンド円が144.61から146.20で揉み合い、オージー円が81.94、カナダ円が85.37まで売りに押されたが、NZD円は、対豪ドルでの買いが支え77.34まで一時上昇した。