昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、良好な米10月雇用統計などから米長期金利が上昇、前日のドル売りに巻き戻しが優勢となった。米10月非農業部門雇用者数が、+25.0万人と市場予想を上回ったが、失業率や平均時給は予想通りの結果に留まり、影響は大きく見えなかった。また、NYダウは、貿易摩擦の懸念が和らぐ形から198ドル高まで上昇後、クドローNEC委員長の「米中貿易問題は大きな動きはない」、「貿易問題で中国から返答は何もない」との発言を受けて、300ドル安まで一時下落し、相場の上値を抑えた。  ドル円は112.72を安値に113.32まで反発、ユーロドルは1.1456から「ECBが、新たなTLTROを検討」との報道をう受けて1.1372まで下落、ポンドドルも1.3041を高値に1.2952まで売りに押された。  一方クロス円では、ユーロ円が129.33から128.60、ポンド円が147.27から146.53、オージー円が81.95から81.26、NZD円が75.63から75.10まで売りに押され、カナダ円は、10月雇用統計が良好となるも86.60を高値に85.98まで売りに押された。