昨晩の海外市場は、NY株がハイテク株の好決算が安心感を誘い買い戻しが優先となったことで、リスク回避の巻き戻しが優勢となった。米9月米耐久財受注額や9月住宅販売保留指数が、予想を上回ったことがドルを支えた。 ドル円は、アジア時間の111.82の安値を前に、112.25レベルを支えて112.68まで反発、ユーロドルは、ドラギECB総裁が、「インフレに関する我々の自信を疑う理由がない」と景気やインフレ見通しに楽観的な見解を続けたことで、1.1433まで上昇後、イタリアの財政懸念が残り1.1356まで売りに押され、ポンドドルは、ラーブEU離脱担当相が「EUが譲歩しない姿勢を示すなら合意なき離脱のリスクはある」との考えを示したことでハードブレグジットの懸念から1.2798まで下落した。 一方クロス円では、ユーロ円が128.44まで反発後127.71まで下落、ポンド円は134.05から144.03まで売りに押され、オージー円は79.10から79.82まで反発、NZD円も72.95から73.77まで買い戻しが優勢となったが、カナダ円は86.31を高値に85.73で上下した。