昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、伊財政不安や予算案を巡るEUとの対立懸念で、伊株価指数が大きく下落してスタートしたことで、ユーロ主導でドル買いが強まった。米経済指標としては、8月米個人消費支出は予想通りも、個人所得やコアPCEデフレーターが予想を下回り、9月シカゴ購買部協会景気指数やミシガン大消費者信頼感指数がの確報値が予想より弱い内容となったが、影響は限定された。  ユーロドルは、1.1570まで下落後、下げ止まりを見せた株価に1.1630まで反発、ポンドドルも一時1.3001まで値を下げた。また、ドル円は動きが鈍かったが113.32を安値に113.71まで反発した。  一方クロス円では、ユーロ円が131.18の安値から132.04まで反発、ポンド円が147.55まで一時値を下げたが、オージー円は82.21、NZD円が75.39まで反発、カナダ円は、加7月月次GDPが強い結果となり88.09まで買い戻しが優勢となった。