昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、FOMCで、金利の打ち止め感が出たことで、新興国通貨に買い戻しが入る一方で、欧州通貨が売られ、ドルはまちまちの動きとなった。米第2四半期GDPの改定値は、速報値と変わらず、耐久財受注は強いが、8月住宅販売保留指数は市場予想を下回り、総じて影響は限定されたが、堅調なNY株価が、リスク・オンの動きにつながった。  ドル円は113.47まで上昇、ユーロドルは、弱いユーロ圏消費者・経済信頼感指数やイタリアの財政・政治不安などから1.1639まで売りに押され、ポンドドルは、ホールデン英MPC委員が「現在のペースでの英成長には、利上げを必要とする」と発言したことで、1.3164まで上昇後、1.3075まで売りに押された。  クロス円では、ユーロ円が131.58の東京時間の安値から132.53まで一時反発、ポンド円が148.71、オージー円が81.96、NZD円が75.20、カナダ円が87.14まで買い戻しが優勢となった後は、利食いが強まる形で終了した。