NY午前の動向は、ドルの巻き戻しが優勢。米8月小売売上高は予想を下回ったが、米8月鉱工業生産や9月ミシガン大消費者信頼感指数の速報が予想を上回り、ドルを支えた。
ドル円は111.75を下値に112.10まで反発、ユーロドルが1.1722を頭に1.1655まで下落、ポンドドルは、荒れた展開となり英FTが「英労働党がブレグジット協定に反対票を投じる」と報じたことで1.3083まで下落後、ラーブ英EU離脱担当相が「ブレグジット交渉について相違は依然あるが、実行可能な解決策に近づいている」との発言したことで1.3143まで急反発。ただ、戻り売り意欲も強く1.3074まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が131.11から130.55まで売りに押され、ポンド円は146.35から一時147.05レベルまで急伸後、再度値を下げ、オージー円が80.72から80.33、NZD円が73.78から73.49まで利食いが優勢となり、カナダ円は、NAFTA再交渉が来週に持ち越されたことや原油価格の下落を受けて86.23から85.87まで値を下げた。