昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、トルコ中銀が予想を上回る利上げを実施、新興国通貨が反発し、米国株式市場が、弱い米8月消費者物価指数やアップル株の反発を好感して上昇したことで、全般的にリスクオンの動きが強まった。  ユーロドルは、ECB理事会で政策が据え置かれたが、ドラギECB総裁が、「インフレが目標値に収束することに自信」、「ユーロ圏の経済成長はしばらくの間、潜在力を上回る」と述べたことで1.1701まで上昇、ポンドドルも英中銀が全会一致で政策金利や資産買入額を据え置いたが、ブレグジット交渉に関して「英国は、EUが要求する主要事項で合意した」との一部報道を受けて1.3125まで買いも戻しが優勢となり、その後も高値圏で推移、ドル円は112.00まで上昇した。  一方クロス円では、ユーロ円が130.94、ポンド円が146.83、カナダ円は86.17まで反発、オージー円は80.81、NZD円が73.64まで反発後若干利食い売りに押された。