昨晩の海外

 金曜日の海外市場の動向は、週末を控えて、カナダと米国のNAFTA再交渉の行方が不透明となったことなどもあり、リスク回避的なドルの買い戻しや円買いが続いた。米8月米シカゴ購買部協会景気指数やミシガン大消費者信頼感指数が、予想を上回ったこともドルを支えた。
 ユーロドルは、ユーロ圏8月消費者物価指数・速報が、予想を下回ったことで売りが先行、1.1585まで下落、ポンドドルも1.2946まで一時値を下げた。またドル円は110.69の安値から、引けにかけて111.13までショート・カバーの買い戻しが入って引けた。 
 一方クロス円では、ユーロ円が128.56、ポンド円が143.50、オージー円が79.64、NZD円が73.33、カナダ円が84.69まで一時売りに押された。