昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、ドイツ経済紙ハンデルスブラットが、米国のグレネル駐独大使が、独自動車大手に対して、欧州連合が米国産自動車への関税を撤廃すれば、米国も関税をゼロにすると提案したと報じたことで、貿易戦争が和らぐとの思惑が高まり、リスク回避の相場も巻き戻し優勢となった。米FOMC議事録では、引き続き緩やかな引き締め姿勢が示唆されたが、影響は限定されたが、NYダウは一時200ドル近い反発となった。また米経済指標としては、米6月ADP全国雇用報告やチャレンジャー人員削減予定数が弱い結果となるも、米6月ISM非製造業指数が予想を上回ったことで影響は、限定された。  ドル円は110.52から110.73の狭いレンジでの推移、ユーロドルが1.1720まで上昇後、1.1672まで売りに押され、ポンドドルは、カーニーBOE総裁が「さらなる金融政策の引き締めが必要」とタカ派発言をしたことで1.3275まで上昇後1.3205まで売りに押された。  一方クロス円では、ユーロ円が129.63まで上昇、ポンド円が146.88まで上昇後146.04まで売りに押され、オージー円が81.95、NZD円が75.19、カナダ円が84.34まで、一時買い戻しが優勢となった。