昨晩の海外市場は、米朝首脳会談の無難な終了後も、米FOMCを控えて揉み合い気味の展開。ただ、パウエルFRB議長が毎回のFOMC後に記者会見を行うとの一部報道が、今後毎回のFOMCで金融政策の変更が行われる可能性があるとの警戒に繋がり、ドルが堅調な推移となった。米5月消費者物価指数は、強い内容も予想の範囲に留まり、影響は限定された。 ドル円は110.10から110.49まで上昇、ユーロドルは1.1810から1.1734まで下落、ポンドドルは1.3419から1.3351まで下落後、英議会でブレグジット関連法案の修正案が否決されたことで、一時1.3425まで反発した。 一方クロス円では、ユーロ円は130.28から129.57まで下落、ポンド円は148.00から147.60で上下したが、オージー円が83.52、NZD円が77.26まで値を下げ、カナダ円は84.68から84.96まで一時値を回復した。