昨晩の海外市場は、ドルや円が軟調な推移。懸念された米貿易収支の赤字幅は予想や前回を下回り、リスクの動きにはつながらなかった。またNYダウが300ドル近い上昇となったことも、クロス円の巻き戻しを誘った。 ドル円が110.27まで反発、ユーロドルは、プラートECB理事は、インフレ見通しに楽観的な見方を示し、来週のECB理事会で、資産買入の終了を議論すると述べことで1.1796まで上昇、ポンドドルは1.3398から1.3443で上下した。 一方クロス円では、ユーロ円が129.84、ポンド円が148.02、オージー円が84.50まで上昇、NZD円は77.68から77.34で揉み合い、カナダ円は85.65まで一時上昇も、ワシントンポスト紙の「米国がカナダに追加関税を検討」との報道、原油先物の下落や弱い5月Ivey購買部景況指数を受けて、値を落とした。