昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、強い米5月ISM非製造業景況指数を受けたドル買いも、イタリアの政局不安が残ることや通商問題に対する懸念などから影響は限定された。  ドル円は109.90から109.47まで一時下落、ユーロドルは、コンテ伊首相の所信表明で、「ポピュリスト政党の急進的政策を実践する」と表明したことで1.16152まで下落後、「ユーロ離脱の計画はない」と発言したこと、ECBが来週の理事会で、出口戦略に関して協議するとの報道を受けて1.1732まで反発、ポンドドルは、強い英5月サービス業PMIを受けて1.3393まで上昇後、1.3334まで売りに押されたが、その後1.3409まで買いが優勢となった。 クロス円では、ユーロ円が128.69から127.80で上下、ポンド円は、146.38から147.01まで上値を拡大、オージー円が83.35、NZD円が76.85、カナダ円が84.06まで売りに押された。