昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、伊政局不安を背景として、NYダウが500ドル超えの下落、米10年物国債利回りも、2.75%台まで下落し、リスク回避の動きを強めた。米経済指標としては、米5月消費者信頼感指数が予想と変化がなかったが、3月ケースシラー住宅価格指数や5月ダラス連銀製造業活動指数が予想を上回ったが、影響は限定された。   ユーロドルは1.1510の安値からイタリアのディマイオ・五つ星党首が、「ユーロからの離脱を求めたことは無い」と発言したことで、1.1590まで反発後、再度売りに押され、ポンドドルも1.3205から1.3299まで一時巻き戻した。また、ドル円は108.43の安値から109.11まで反発後、108.11まで売りに押されたが、引けにかけては108.75まで買い戻しが優勢となった。  一方クロス円も荒れた動きとなり、ユーロ円が125.06から126.45まで反発後124.63まで安値を拡大、ポンド円が143.21から144.92まで一時反発後143.22、オージー円は81.11、NZD円が74.57、カナダ円が82.99まで下値を拡大した。