昨晩の海外市場は、北朝鮮が、米朝首脳会談の開催に不透明な見解を示し、米中通商協議の難攻などが懸念として指摘される中、米10年物国債利回りが3.10台まで上昇したことがドルを支えた。米経済指標としては、米4月住宅着工件数や設備稼働率が予想を下回ったが、鉱工業生産が強い内容となり、影響は限られた。 ドル円は110.04まで下落後110.41まで反発、ユーロドルが1.1764まで下落後1.1820まで反発、ポンドドルも1.3457を安値に1.3513まで一時値を戻した。 クロス円では、NYダウが160ドルの下落となり、一時売りが強まるも、その後の買い戻しが入ったことで、下値は限られた。ユーロ円が129.53の安値から130.36、ポンド円が148.20から149.03まで反発、資源国・オセアニア通貨は堅調で、オージー円は82.95、NZD円が76.26、カナダ円が86.29まで買いが優勢となった。