まず、豪準備銀行の四半期金融政策報告では、RBAの声明通り、低いインフレの継続や豪経済の良好さが示されても、影響は少ない。また、中国の4月財新サービス業PMI、製造業PMIが予想を上回っており、同様に良好となれば、豪ドルを支えるが、大きく反応することはなさそう。一方ユーロ圏各国の4月サービス業PMIは、確報値であり、前回からブレなければ影響は少ない。 ただ、アジア時間は、本邦が休場で参加者が減少すること、また米4月雇用統計の発表を控えて、様子見気味が続きそうだ。 一方海外では、米4月雇用統計が最大の焦点となるが、前月が特に弱ったことで、4月非農業部門雇用者数は反動的な数字になり易いが、その点は織り込まれる見通し。やはり平均時給が焦点だが、予想通りなら市場は反応できず、直近の米雇用後の相場があまり動かない傾向が続くか注目したい。 その他引き続き、不安定の米株価の動向には注意となる。