昨晩の海外市場は、トランプ米大統領が、習・中国国家主席が発表した市場開放に対して感謝を示したことで、米中貿易戦争に対する懸念が若干後退。NYダウが530ドル高まで反発したことで、リスク志向の展開となった。米3月生産者物価指数は、ヘッドラインやコアとも市場予想を上回ったが、ドル買いは限定された。 ドル円は、106.80から107.40まで一時上昇、ユーロドルは、ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ECBは資産購入プログラムを年内に終了する見込み」との発言を受けて1.2378、ポンドドルもマカファーティ英MPC委員が「イングランド銀行は、追加利上げを遅らせるべきではない」と発言したことで1.4188まで上昇した。 一方クロス円では、ユーロ円が132.62、ポンド円が152.15、オージー円が83.39、NZD円が79.15まで値を上げ、カナダ円は原油価格の反発もあって85.25まで買い戻しが優勢となった。