昨晩の海外(2025/06/24)

昨晩の海外市場は、イスラエル軍がイランの首都・テヘランをターゲットとした攻撃を開始したと発表、「有事のドル買い」が再び強まったが、ハセットNEC委員長が「FRBが利下げしない理由はない」、ボウマンFRB副議長が「インフレ圧力が抑制されれば、7月利下げを支持する可能性がある」と発言、米10年物国債利回りが、4.407%から4.291%まで低下し、ドルの売り戻しにつながった。ただその後「イランが、カタールの米軍基地に向けてミサイル14発を発射」との報道を受けて、一時NY株価3指数が調整を強めるも、カタールが「イランミサイル攻撃の迎撃に成功」と発表したことで、買い戻しを強めたが、引き続き警戒感が残る形に留まった。
 ドル円は、148.03まで上昇後146.02まで下落、ユーロドルは、1.1454まで下落後1.1580、ポンドドルも1.3370から1.3531まで反発した。尚ラガルドECB総裁は「成長見通しに対するリスクは引き続き下向きに傾いている」、「インフレは2%前後で持続的に安定すると思われる」と発言している。
 一方クロス円では、ユーロ円は169.71まで上昇後168.74、ポンド円も198.21から197.26、オージー円は94.69から93.87、NZD円は87.40から86.82、カナダ円は107.35から106.24まで利食いが優勢となった。