昨晩の海外(2025/06/17)

昨晩の海外市場は、米6月NY連銀製造業景気指数が、予想より弱い結果となり、米10年物国債利回りが4.460%から4.403%まで低下、一時のドル売りもその後4.454%まで再反発したことで、ドル売りは限られた。一方で「イランはイスラエルとの戦闘緩和にオープン」との一部報道で、原油先物価格が下落、米国株相場が一段と上昇を強めたことで、リスク回避の巻き戻しの展開が優勢となった。尚、独紙が「欧州連合は条件付きで、米国の一律10%関税を受け入れる用意がある」と報じたが、欧州委員会は「憶測記事であり、現在の協議状況を反映していない」と否定した。
 ドル円は、143.65を安値に144.88まで反発、ユーロドルは、1.1615まで上昇後1.1565まで利食いに押され、ポンドドルは、1.3574から1.2622で上下した。
 一方クロス円では、ユーロ円は167.46、ポンド円は196.65、オージー円は94.56、NZD円は87.79、カナダ円は106.68まで上昇した。