昨晩の海外市場は、トランプ政権と英国の貿易協定が、初めて大枠で合意したこと、10日から始まる中国のとの通商交渉に関して、トランプ大統領が「交渉がうまくいけば、対中関税を引き下げる可能性」、「今すぐ株を買った方がいい」と発言、NY株価が堅調となったこと、またNY連銀の4月1年物インフレ期待が前月から上昇、予想より強い米週間新規失業保険申請件数もあって、米10年物国債利回りが、4.285%から4.394%まで上昇し、ドル買いが優勢となった。
ドル円は、146.18までじり高、ユーロドルは、EUが「米国との関税交渉決裂なら15.5兆円規模の報復関税を決定する」としたこともあって、1.1212まで下落、ポンドドルは、英中銀が0.25%の引き下げを発表、ただ、議事録では、2人が据え置きに投票していたことで1.3345まで反発も、一方では2人が0.50%利下げを主張しており、1.3236まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円が163.91、ポンド円は193.51、オージー円は93.56、NZD円は86.28、カナダ円は104.97まで上昇した。