GWに突入しますが、GWは本邦が不在となることで、需給面で円の取引は減少傾向となります。その場合通常なら様子見ムードが高まるのでしょうが、参加者が減少することで何か材料が出ると相場が荒れた動きとなること、投機筋が仕掛易くなるので特に注意です。
今年はまたトランプ相場で相場が荒れていることもあって、更にまだ最終決定となっていない追加関税に関して、引き続き二転三転する可能性が高く相場の波乱要因となります。
それでは一応、過去6年のGW中のドル円の傾向を見ておきましょう。
GW中過去円安は3回、円高が2回、1回は横バイということで、確定的な方向はみえません。ただ、直前はそれまでの方向から利食いが出易いので、その点は注意しておきましょう。またチャートの傾向からは、GW後はGWの傾向が維持されるのも考慮しておきましょう。
そうなるとなかなか、ポジションを持ってGWを迎えるのは厳しいですが、一応GWの傾向と対策をまとめてみました。
≪GW中の傾向≫
・ 本邦不在で商いが低水準。仲値需要の買いが入りずらい。
・ 投機筋が仕掛け易い地合い
・ 輸出・輸入企業は、上下に注文を入れて休暇入り
≪GW中の対策≫
・ ポジションがあれば、ストップを入れて対応
・ ポジションがなければ、大きな動きを想定して、
上下につかなくても良いレベルに注文を入れる
旅行なのでGW中、為替をチェックできない方は、ポジションがあれば、ストップを入れて対応しましょう。または、ポジションを軽くして出かけるか、持っていなければ、大きな動きを想定して、 上下につかなくても良いレベルに注文を入れておきましょう。そうすると帰って来た時は、案外大きな利益となっているかもしれません。
