今日の裏読み、表読み(2025/04/01)

昨晩はドルに買い戻しが優勢となった。株価がどうにか下げ止まりをみせたこともあるが、ただ、直近下落を強めている株価には反発しても、戻り売りが出易いことは留意しておきたい。
 本日金融政策としては、豪準備銀行が政策金利を公表する。予想は据え置きとなるが、ただ、不安定な株価もあって、今後の利下げの可能性が見えると豪ドルの上値を押さえそうだ。
 経済指標としては、日本の2月失業率・有効求人倍率、1-3月期日銀短観、豪2月小売売上高、中3月財新製造業PMI、英3月ネーションワイド住宅価格、スイス2月実質小売売上高と3月製造業PMI、ユーロ圏各国の3月製造業PMI・改定値、英3月製造業PMI・改定値、ユーロ圏3月消費者物価指数・速報値と2月失業率、米国では、3月製造業PMI・改定値とISM製造業景況指数、2月建設支出と雇用動態調査、3月ダラス連銀・サービス売上高指数とサービス部門信頼感指数、メキシコ3月製造業PMI・改定値などが発表される。
 注目としては、日銀短観は強弱が見えても影響は限られそう。豪2月小売売上高、中3月財新製造業PMIは強弱次第。一方欧英米の3月製造業PMI・改定値は改定値であり、格差が見えても影響は限られそうだが、焦点は米3ISM製造業景況指数や2月雇用動態調査で、直近の米指標の弱さを反映した結果が見えると、米長期金利の押し下げ要因となりそうだ。
 その他、4月2日のトランプ政権の相互関税に向けて、飛び込んでくるニュースには引き続き警戒して対応したい。
 
 戦略としては、ドル円は、158.87で上値を抑えられて、下落が146.54まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は150.27が抑えると買いは利食い優先、売っても超えるなら止めて151.25-30、152.31、153円や153.50前後、154円、154.80、155.52越えをストップに順次売り場探し。下値は、148.70を前に下げ渋りでは売りは利食いや買い下がり。ストップは148.58-61を割れるなら止めて148.00-17、147.41、146.54、145.92、143.44、142.96割れをストップに順次買い場探しとなる。
 ユーロドルは、反発が1.0955まで拡大も現状は上値を抑えられる形。上値は、1.0850-61が抑えると買いは利食い優先で売っても、超えるなら止めて、1.0920や1.055をストップに売り上がり。更に超えても1.1000、1.1050、1.1083、1.1144越えをストップに順次売り直しとなる。下値は、1.0733-64が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて1.0676、1.0600、1.0466-96、1.0360-89、1.0317、1.0277-92割れをストップに順次買い場探し。
 ポンドドルは、1.3015まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.2992や1.3015を前に上げ渋りでは買いは利食い優先で、売りは越えるなら止めて1.3048、1.3071、1.3103、1.3175越えをストップに順次売り直しとなる。下値は1.2862-71が維持されると売りは利食い、買っても割れるなら止めて1.2800、1.2672-00、1.2560-83、1.2477、1.2373、1.2333、1.2249割れをストップに順次買い直し。
 一方クロス円では、ユーロ円は、154.80を維持して164.19まで反発も上値を抑えられる形。上値は、163.37-66が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて164.19、164.55、164.90-165.10越えをストップに順次売り場探し。下値は160.74-161.04ゾーンが維持されると売りは利食いで、買い下がっても割れるなら止めて160.06-28、158.90、158円、157円、155.59、154.41、153.14、149.67割れをストップに順次買い場探し。
 ポンド円も187.69で下値を維持して195.98まで反発、上値は196.32が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて195.98-02、197.55、198.96、199.81をストップに順次売り直しとなる。下値は、192.74が維持されると売りは利食いで、買いは割れるなら止めて192.02、191.47、190.75、188.80、188.25、187.69-25、187.01-25割れをストップに順次買い直しとなる。
 豪ドル円は、91.83まで下値を拡大もこれを維持する形。上値は、94.05-10のギャップが抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて、95.14-40、95.75、96.50、96.77-00、97.33-52、98.26、98.77、99.17-23越えをストップに順次売り直しとなる。下値は93.06が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて92.54、91.83、91円、90.13割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、83.15まで下値を拡大も維持する形。上値は、85.40-50のギャップが抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて86.41-87、87.18-48、87.97-25越えをストップに売り直しとなる。下値は84.65が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて84.02、83.07-31、81.56、80.44割れをストップに買い直しとなる。