昨晩の海外(2024/08/16)

昨晩の海外市場は、米7月小売売上高や週間新規失業保険申請件数が強い結果となったことで、米10年物国債利回りが3.951%まで上昇、ドル買いを強めた。ただ、8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、その後発表された7月鉱工業生産や8月NAHB住宅市場指数が予想より弱い内容となったことがドルの上値を抑えた。また、強い小売売上高を受けて景気減速懸念が後退、NY株価3指数が大幅に反発したことで、リスクオンのクロス円の買いが強まった。尚ムサレム・セントルイス連銀総裁は、「政策金利の変更時期が近づいている可能性」と述べている。
 ドル円は、149.32まで上昇、ユーロドルが1.0950まで下落も、ポンドドルは1.2799まで下落後、対ユーロでの買いに1.2872まで反発した。尚ユーロポンドは0.8545まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円は163.78、ポンド円は191.92、オージー円は98.81、NZD円は89.58、カナダ円は108.82まで買い戻された。