昨晩の海外(2024/07/23)

 昨晩の海外市場は、本格的な夏季休暇を控えて、米大統領選の行方を睨んで、円の上下を除くと、様子見ムードの強い展開に留まった。
 ドル円は、茂木幹事長の「段階的な利上げの検討も含めて金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」との発言が伝わったこと、一部通信社が「一部当局者は、来週の日銀会合で利上げに前向き、機会を逃すリスクも意識」と報じたことで、156.29まで下落後、157.17まで反発、ユーロドルは、カジミール・スロバキア中銀総裁の「年末までにさらに2回の利下げがあるという市場の予想は、完全に的外れではないが、確実とも言えない」との発言が伝わったが、1.0895から1.0873で揉み合い、ポンドドルも1.2943から1.2905での推移に留まった。
 一方クロス円では、ユーロ円が、170.06まで下落後170.15まで反発、ポンド円は201.89から203.12まで値を戻したが、オージー円は103.98、NZD円は93.66まで値を下げた。また、カナダ円は、次の会合での0.25%の利下げ確率が9割を超えたが、113.76の安値から114.32まで反発した。