昨晩の海外市場は、昨日のコンファレンス・ボードの消費者信頼感に続いて、米5月リッチモンド連銀製造業総合指数が予想より強く、7年物国債入札の不調もあって、米10年物国債利回りが4.636%まで上昇し、ドルに買い戻しが優勢となった。
ドル円は、157.71までじり高、ユーロドルは、独5月消費者物価指数、強い結果を示すも、1.0860を高値に1.0800まで売りに押され、ポンドドルも1.2699まで下落した。尚米ベージュブックでは、「不確実性の高まりと下振れリスクの増大が報告される中、経済の全体的な見通しはやや悲観的になった」ことが示され、NY株価3指数が、米金利高を背景に大幅に調整したが、リスクオフの動きは広がっていない。
一方クロス円では、ユーロ円は170.17から170.76で上下、ポンド円は200.62から200.05で推移、オージー円は104.12まで値を下げ、NZD円は96.53から96.25、カナダ円は115.10から114.85の高値圏でのもみ合い推移となった。