今日の裏読み、表読み(2024/05/28)

昨晩は、英米市場の休場もあって、様子見ムードの展開となった。本日は英米市場が戻って来ることで、一定の動きが出るか注目となる。
 経済指標としては、日本の4月企業向けサービス価格指数、英5月CBI小売売上高調査、加5月生産者物価指数と4月鉱工業製品・原料価格指数、米国では、第1四半期と月次住宅価格指数、3月S&P/ケース・シラー住宅価格指数、5月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数、5月ダラス連銀製造業業況指数などが発表される。
 注目としては、米住宅指標やコンファレンス・ボードの消費者信頼感指数となるが、特に直近では、PMIに改善が見える一方、その他の景況感指数には弱めの結果が見えている。どちらかとなるかは不透明も、結果次第で一定の動きが出る可能性には留意しておきたい。
 また要人発言の機会も多いが、想定の範囲の内容に留まれば、影響は限られるが、ECB関連では、7月以降の利下げ継続が示されるとユーロ相場の売り要因、一方英国では夏以降の利下げの可能性が維持されると下支えとなりそうだ。また、米2年物と5年物国債の入札が実施されるが、入札週は長期金利が上昇し易いことは、注目しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、156.78から153.60まで調整を維持して、157.20まで上値を拡大も更なる展開となっていない。 上値は、157.20が押さえると買いは利食いや売り狙い。売りはストップを157.50越えとして売り上がるか、158円越えをストップに、値幅を取って売り上がり。更に超えても159.58や160.17をストップに、再度売り直しとなる。下値は、156円ミドルを前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは割れるなら止めるか、155.85割れをストップに慎重に買い下がりとなる。割れるケースからは、なら155.25、153.60、152.80、151.86、151.58、150.80、150.26、149.94を順次ストップに買い場探しとなる。
 ユーロドルは、1.0602を維持して、1.0895まで再反発も、現状は上値を抑える形。上値は、1.0861-75、1.0885-95を前に、上げ渋りでは買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.0943、1.0981、1.0996-98をストップに、順次売り場探しとなる。下値は、1.0805前後の維持では売りは利食い、買いは1.0760割れをストップ、割れるケースからは1.0724、1.0674、1.0624-49、1.0600割れをストップに買い直しとなる。
 ポンドドルは、下値を1.2300で維持して、1.2778まで反発。上値は、1.2803-23が押さえると買いは利食いや売り狙い。超えても1.2895、1.2996をストップに、順次売り直しとなる。下値は、1.2644-68を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買っても割れるなら止めて、1.2580、1,2503、1.2423-46、1.2300-32割れをストップに順次買い場探しとなる。
 一方クロス円では、ユーロ円は、171.56まで一時上昇後、164.02まで下落もこれを維持して、170.50まで再反発。ただ、上値追いは出来ず、上値は170.50が押さえると買いは利食いで、売って超えるなら止めて171.00や171.56をストップに売り直し。下値は、169円を前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは、168.82割れをストップ、割れても167.32、166.74、165.64、164.02割れをストップに買い場探しとなる。 
 ポンド円は、200.44まで上値を再拡大も、上値追いも厳しい。これが押さえるなら買いは利食いで、売りは200.55越えをストップとするか、201.15越えをストップに売り直し場を探したい。下値は、199円前後が維持されると売りは利食いとなるが、買いはできれば、ストップを197.38割れとして、198.00-50方向まで買い下がり。割れても197円から196円方向と、慎重に値幅を取って買い下がって、ストップは深めの195.05割れ。割れても194.49-75ゾーン、193.84-05、193円割れ、191.37、190.83-10、190.00-30割れをストップに順次買い場探しとなる。
 豪ドル円は、上値を104.95まで上値を拡大後、100.46で下値を支えて、104.57まで再反発も現状はこれが上値を抑える形。上値は104.45-57を前に上げ渋りでは利食いで、売っても超えるなら止めて、104.95をストップに売り直しとなる。下値は、103.48や103.00が維持されると売りは利食いで、買ってもストップは102.81割れ。割れるケースからは、101.83、101.59、100.46、99.75-94割れをストップに順次買い直しとなる。
 NZD円は、96.55まで上値拡大も、上値追いも厳しい。上値は、96.55を前に上げ渋りでは、買いは利食い、売りは97.00や97.50をストップに売り場を探したい。下値は、95円ミドルを前に下げ渋りでは、売りは利食いで、買いは95.08-25割れをストップ、割れても94.15-16や93.70割れをストップ、更には93.15-49ゾーン、92.47、91.19や90.82をストップに押し目買いとなる。