昨晩は久々にドル円に動きが出たが、恐らく介入というよりは、150円台で大口の利食いが出た影響。また株価の大きな調整を受けたリスクオフの動きも出たようだ。そうなると本日も米長期金利と株価の動向には、最大の注意を払って対応したい。
金融政策としては、NZ準備銀行・政策金利とポーランド中銀が政策金利を公表する。
NZ準備銀行は、据え置きが想定されている。引き続き利上げの可能性を残すも、一定の織り込みであり、影響は限られそう。ポーランド中銀は金利の引き下げを想定しているが、ズロチ相場意外に、この影響はなさそうだ。
経済指標としては、豪9月AIG建設業・製造業指数、ユーロ圏各国の9月サービス業PMI・改定値、英9月サービス業PMI・改定値、 ユーロ圏8月卸売物価指数と小売売上高、加10月景気先行指数、米国では、MBA住宅ローン申請指数、9月ADP全米雇用報告、米9月サービス業と総合PMI・改定値、8月製造業新規受注と耐久財受注・改定値、9月ISM非製造業景況総合指数などが発表される。
注目としては、ユーロ圏英米の9月サービス業PMI・改定値は、強弱次第だが改定値なので影響は大きく見えない見通し。やはり焦点は、9月ISM非製造業・景気指数で、製造業は予想を上回ったが、一方非製造業は低下傾向が見えており、期待が裏切られる可能性に注目して対応したい。
要人発言も本日もECBやFRB関係者の発言機会が多く、一応注意しておきたい。
戦略としては、ドル円は、150.16まで上昇も、一時急落となったが、その後はまた行って来いの展開。下値の堅さが目立つ形だが、ただ、こういった調整になるとやはりやれやれの売りが出易い。従って突っ込み売りは避けなければならないが、149.33-^149.85ゾーンの60分足の窓での売り狙い。ストップは150.16越えで対応するが、ターゲットは、148.71が維持されると利食い、買いはこれをストップ、割れても148円ミドルからは、148円割れまで買い下がりを検討して、できればストップは147.43割れとなるが、こういった下落では、反発が直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
ユーロドルは、下値を1.0448まで下値を拡大。引き続き弱い状況が続いているが、突っ込み売りは避けたい。押し目は、1.448や1.0437をストップに買っても、1.0494が押さえると利食いで、超えても1.05ミドルからは売り上がりで、1.0617越えをストップ。超えても1.0672-74をストップに利食いや売り狙いとなる。ただ、こういった反発では、下げ止まりではしっかりと利食いながら対応したい。
ポンドドルも、1.2052まで下値を拡大。突っ込み売りは避けたいところで、押し目は1.2026や1.20割れをストップに買い下がって、ターゲットは、1.21前後が押さえると利食いも、超えるなら1.2150-00ゾーンで利食いや売りで、ストップは1.2272越え。超えても1.2308をストップに売り直し。こういった買いのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食いながらの対応となる。
一方クロス円は、昨日一時急落となったが、その後一定の反発が示現している。上値追いはできないが、早期は昨晩の安値をストップに買い下がって、ターゲットは、9月28-27日の安値が押さえると利食いで、超えても9月29-10月2日の高値をストップに売り狙い。ただ、こういった売りのターゲットは、下げ止まりでは利食いを優先しながら対応したい。