昨晩の海外市場は、注目のFOMCで政策金利が据え置かれたが、同時に公表されたドット・チャートで、2024年末の予想中央値が、4.6%から5.1%、2025年末の予想中央値が、3.4%から3.9%に上方修正されたことを受けて、米長期金利が再上昇、一時のドル売りが一転した。また、パウエルFRB議長が記者会見で、「FRBは金利決定について慎重に進める」と述べたことで、ドルに利食いが出るも、その後「経済活動は予想以上に好調」、「適切であれば追加利上げの用意がある」、「経済が予想より強ければ、さらに行動する必要がある」、「金利を据え置いたからといって、我々が求める政策スタンスに到達したという意味ではない」などと述べたことで、更にドルが高値を更新した。米10年物国債利回りは4.313%から4.409%まで上昇、NY株価3指数は、マイナス圏で引けた。
ドル円は、147.48まで下落後、148.30まで反発、ユーロドルは、1.0737で反発を限定して、1.0650まで下落、ポンドドルも1.2422から1.2332まで再度売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は、158.45まで上昇後157.91まで売りに押され、ポンド円は182.74から183.35で揉み合い、オージー円は96.08まで上昇後95.50、NZD円は88.32から87.75まで売りに押され、カナダ円は110.25まで一時買い戻された。