昨晩もドル買いが続いた。ただ、本日は週末もあって、ポジション調整的な巻き戻しの可能性は留意しておきたい。
経済指標としては、日本の7月毎月勤労統計調査、4-6月期四半期実質GDP・2次速報、7月国際収支、8月景気ウオッチャー調査、独8月消費者物価指数・改定値、仏7月鉱工業生産、加8月雇用統計、米7月卸売在庫・卸売売上高などが発表される。
日本の指標に対する反応は鈍く、米国ではあまり大きな指標はないが、独8月消費者物価指数や加8月雇用統計などの強弱で、一定の動きが出るかだが、影響は総じて限られそう。
要人発言としては、週末のG20地域首脳会議の影響はないが、欧米要人の発言の強弱には若干注意。その他引き続き米長期金利や株価の動向も注視して対応したい。
戦略としては、ドル円は、147.87まで上昇も、これが上値を抑える形。ただ、下値も堅く147.02-05と147.87の次のブレイクを見る形。上値は越えても、148円前後から慎重に売り上がって、ストップは149円越えなどで対応。ターゲットは、147.02-05が維持されると利食いや買いも、割れるなら止めて、146円ミドル方向での買いは、ストップが146.36割れ。または146円割れをストップに買い下がりとなるが、更に割れるケースでは、145円ミドルまで買い下がって、ストップは145.31割れとなる。こういった買いの場合は、反発が直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
ユーロドルは、下値を1.0686まで下値を拡大。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は1.0635割れをストップに、1.06ミドルまで買い下がりで、ターゲットは、1.0732-50や1.08が押さえると利食いや売り狙い。このストップは1.0809越え。超えても1.0882をストップ、更には1.0945をストップに売り直しとなるが、こういった上昇では、下げ渋りでは利食いを優先しながら対応したい。
ポンドドルも、1.2444まで下値を拡大。突っ込み売りは避けて、戻りがあれば売り場探しで、上値は1.2508-12をストップ、超えても1.2588をストップに売り狙い。更に1.2600-20では売り直して、このストップは1.2643越えとなる。ターゲットは、現状の安値、割れてもその直前の安値が維持されると利食い優先となる。
一方クロス円は、23日や25日の安値が支え反発も、総じて6-7日の高値が上値を抑える形。このレンジの上下で、これをストップに逆張りとなるいが、もし、超えても30-31日の高値をストップに売り直しとなる。一方下値は割り込むと調整が深まるリスクがあり、買いは慎重さが必要だが、ユーロ円は8月4日の安値、ポンド円は8月3日の安値、オージー円は8月18日の安値、NZD円は8月21日の安値を睨んでの対応となるが、買っても反発ではしっかりと利食いながら対応したい。