昨晩の海外市場は、米7月個人所得が予想より弱く、PCEのコア・デフレーターが予想通りの伸びに留まったが、個人消費支出が予想を上回り、週間新規失業保険申請件数や8月シカゴ購買部協会景気指数が改善したこともあってドル買い、NY株価が軟調となったことや米長期金利の低下を受けて、リスクオフ的な円の買い戻しが優勢となった。
ドル円は、146.23から米10年物国債利回りが4.077%まで下落したこともあって145.35まで下落、ユーロドルは、7月27日開催分のECB理事会議事録で、「スタッフ予想では、9月に追加利上げを実施する必要はないとの見解が示された」ことが判明、ユーロ圏8月消費者物価指数・速報値が予想と一致もコア指数の鈍化を受けて、1.0835まで売りに押され、ポンドドルも1.2653まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円が157.62、ポンド円は184.08、オージー円は94.04、NZD円は86.49まで下落、カナダ円は108.12まで反発後107.30まで売りに押された。