昨晩の海外市場は、予想を上回る米7月米小売売上高を受けて、一時ドル買いを強めるも、8月NY連銀製造業景気指数やNAHB住宅市場指数が、予想を下回ったことで失速した。米10年物国債利回りは、4.274%まで上昇後4.168%まで低下、NY株価3指数は、フィッチが米銀70行以上を格下げする可能性を示唆したことで、終日軟調な展開となりリスクオフの動きを促した。尚カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は、「米国のインフレ率は依然として高すぎる」、「利上げが終了したと宣言する準備は私にはない」と述べている。
ドル円は、アジアの高値145.87から145.10まで一時下落、ユーロドルは、1.0898から1.0953まで上昇も、その後安値圏まで再下落、ポンドドルも1.2676から1.2753まで上昇も、このレンジでの推移に留まった。
一方クロス円では、ユーロ円が159.34から158.69まで売りに押され、ポンド円は、184.73から185.33で上下、オージー円が93.93、NZD円が86.61まで売りに抑えられ、カナダ円は、加7月消費者物価指数が予想を上回ったことで、108.28まで上昇後107.66まで値を下げた。