昨晩の海外(2023/07/22)

金曜日の海外市場は、大きな材料がない中、来週の重要インベントや週末を控えて、ポジション調整の動きでドルが堅調な展開を続けた。また米10年物国債利回りは、3.859%から3.809%で高止まりしドルを支えた。
 ドル円は、一部通信社の「来週の日銀金融政策決定会合において、YCCなどの金融政策を修正する可能性は低く、大規模緩和を維持する公算が大きい」との観測報道を受けて、141.96まで上昇後141.22が下値を支えた。尚神田財務官が「為替市場について、当然緊張感を持って注視している」、「過度な変動は望ましくないという観点から、あらゆる手段を排除せず検討」との発言が伝わったが、市場の反応は見えなかった。またユーロドルは、1.1145から1.1108、ポンドドルは、1.2905から1.2816まで一時売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は158.05上昇後157.16が下値を支え、ポンド円も182.53から181.12、オージー円は95.79から95.16、NZD円は87.92から87.38まで調整、カナダ円は、107.81まで上昇後、弱い加5月小売売上高もあって、106.93まで売りに押された。