今週は、月末・半期末のフロー次第の展開。また、ECB中央銀行フォーラムが開催され、多くの中央銀行総裁が参加する。今後の金融政策を睨んで、サプライズ発言が出ると、相場の波乱要因となりそうだ。
本日の経済指標としては、日本の5月企業向けサービス価格指数、6月15-16日開催分の日銀金融政策決定会合における主な意見公表、6月 先行指数・改定値、独6月ifo企業景況感指数、英5月CBI小売売上高調査、米5月ダラス連銀製造業業況指数などが発表される。
大きな材料はなく、引き続き株価動向、また今週も米国債の入札が実施されるが、米長期金利の動向も睨んだ対応となる。
戦略としては、ドル円は、上値を143.87まで拡大。強い状況が続いているが、引き続き上値追いは避けたい。早期はこの143.87が押さえると売ってみる形。また超えても、144.50越えをストップに売り上がりとなる。ターゲットは、143.00-30ゾーンが維持されると利食いで、またこの位置からの買い場探しのストップは、142.65割れ。割れるケースでは、更に142方向まで買い下がるなら、このストップは141.51割れまたは、141.21割れとして、買い下がりの余裕を持って対応するが、こういった下落では、反発がCapされると利食いを優先したい。
ユーロドルは、1.1012まで一時上値を拡大も更なる展開となっていない。ただ、下値も1.0845で維持されており、本日はこのブレイクを睨んで、逆張りを検討したい。上値は、1.1012をストップに1.09ミドルから売り場探し。ターゲットは、1.0845が維持されると利食いや買いも、割れるなら止めて、1.0800方向への下落では買い直しで、このストップは1.0773割れで対応したい。ただ、この買いのターゲットは、その直近の高値が押さえると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2308を安値に1.2849まで反発も現状は上値を抑えられる形。引き続き反発では、1.2849をストップに売場探し。ターゲットは、1.2685が維持されると利食いや買い。割れるケースでは1.26ミドル方向への調整での利食いや買いで、このストップは1.2593割れでの対応となるが、この買いのターゲットは、それまでの高値が押さえると利食い優先となる。
一方クロス円は、まちまちの動きも、総じて上値追いは出来ず、買いは下落があれば検討する形。売りは直近高値が押さえると売る形も、23日や20日の安値が維持されると利食いで、またこれをストップに買っても、割れるなら止めて、更に15-16日の安値割れをストップに買い直し場を探すが、このターゲットは、それまでの高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。