昨晩の海外市場は、米週間新規失業保険申請件数は、予想より弱かったが、ボウマンFRB理事が「インフレ抑制のために追加利上げが必要」、パウエルFRB議長が「今年あと2回の利上げが適切となるだろう」と発言、5月中古住宅販売件数が予想より強い結果となったことで、ドル買いが優勢となった。米10年物国債利回りは、3.177%から3.808%まで上昇した。
ドル円は、7月ぶりの高値となる143.23までじり高、ユーロドルは、ユーロ圏6月消費者信頼感指数・速報値は、予想より若干改善も1.1012から1.0949まで売りに押され、ポンドドルは、英中銀が予想を上回る0.50%の利上げを発表したことで、1.2837まで上昇後、利上げが英経済に悪影響を与えるとの見方から1.2726まで売りに押された。尚MPC議事録では、「インフレが持続すれば、さらなる金融引き締めが必要とのガイダンスを維持」とするも、「インフレ率は年内にさらに大幅に低下すると予想される」、「MPCのメンバー2人は据え置きを支持」と示さて、ベイリー英中銀総裁は、「今金利を引き上げなければ、後でもっと悪くなる可能性がある」と述べている。
一方クロス円では、NY株価3指数はまちまちの展開となったが、ユーロ円が156.93、ポンド円は182.57、オージー円は96.77、NZD円は88.52、カナダ円は108.91まで値を上げた。