昨晩の海外(2023/06/22)

昨晩の海外市場は、パウエルFRB議長の半期に1度の議会証言の事前原稿が発表され、「金利は年末までに幾分高くなると当局者は見ている」と示されたことで、ドル買いを強めるも、パウエルFRB議長の質疑応答で、「利上げの初期段階ではスピードが重要だったが、現在はそれほど重要ではない」、「より緩やかなペースで金利を引き上げるのが合理的かもしれない」と述べたことで、ドルは売り戻された。米10年物国債利回りは、3.727%から3.7899%まで上昇後、3.713%まで低下幅を拡大した。
 ドル円は、141.77から142.36まで上昇後、米長期金利の低下を受けて141.68まで下押し、ユーロドルは、1.0908から1.0991まで上昇、ポンドドルは、英公的債務残高が、対GDPで1961年3月以来の100%超えとなったことで、1.2692まで下落後1.2786まで値を回復した。
 一方クロス円では、ユーロ円は155.92まで上値を拡大、ポンド円は179.93まで下落後181.25まで値を回復、オージー円は95.79から96.48、NZD円は87.44から88.12、カナダ円は107.18から107.91まで上昇した。