今日の裏読み、表読み(2023/06/19)

週末はリスクオンの動きで終了したが、今週は金融政策の発表やパウエルFRB議長の議会証言もあって、この動きが続くかは不透明であることは留意しておきたい。ただ、本日はNY市場が休場であり、今週のイベントを控えて方向感が出難そうだ。
 経済指標としては、トルコ5月消費者信頼感指数、加5月生産者物価指数と鉱工業製品価格、米6月NAHB住宅市場指数などが発表されるが、注目度は低く、影響は限られそうだ。その他では、引き続き株価や米長期金利の動向を注視しながらの対応となりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、141.92まで上値を拡大。上値追いは避けて、押し目買いの状況だが、ただ、日足の142.24-48から145.11-17には、窓が開いており、上値を抑えることから、142円台は売りを狙いたい。ストップは142.50越えとするか、売り上がるなら143円越えで対応したい。一方下値は141.00-50ゾーン、140円ミドルから140円が支えると強く、売りの場合は利食いや買い狙いとなる。このストップは139.85割れとなるが、ターゲットは、それまでの高値が押さえると利食い優先となる。
 ユーロドルは、1.0971まで再上昇。ただ、上値追いは出来ず、早期はこれが上値を押さえると売り狙いで、ストップは1.1007越えなどで対応。下値は1.0918が維持されると利食いも、割れるケースからは1.0850-00ゾーンでの利食いや買い狙い。買いのストップは1.0800割れで対応となるが、買いのターゲットは、それまでの高値がCapされると利食い優先となる。
 ポンドドルは、1.2308を安値に1.2849まで反発。上値追いは厳しく、早期は、現状の高値が押さえると売り狙い。ストップは1.29越えなどで対応となるが、ターゲットは、1.2768が維持されると利食いで、割れても1.27前後までは買い場探しで、この買いは1.26ミドルまで買い下がって、ストップは1.26割れでの対応となるが、この買いのターゲットは、それまでの高値が押さえると利食い優先となる。
 一方クロス円は、強い展開が続いている。ただ、引き続き上値追いは避けて、押し目があれば買い狙いとなるが、下げる時は幅が大きくなることは留意しておきたい。早期は昨晩の高値が押さえると売り狙いも、超えるなら止める形。ターゲットは、昨日の安値を前に、押しが甘ければ買い戻しながら、また買いも検討されるが、このストップは、ペアによって異なるが、昨日の安値割れ、または更に買い下がっても、総じて15-16の安値割れでの対応となる。この買いのターゲットは、それまでの高値が押さえると利食いを優先しながらの対応となる。