金曜日の海外市場は、来週の米5月消費者物価指数の発表やFOMC、ECB理事会や日銀金融政策決定会合など重要イベントを控えて、方向感に欠ける展開に留まった。米10年物国債利回りは3.718%から3.778%で上下、NY株価3指数も揉み合い気味で、総じて影響は限られた。
ドル円は、「日銀は来週15-16日に開く金融政策決定会合で、大規模金融緩和策の維持を決める公算が大きい」との報道を宇8けて139.73まで反発後、139.03まで下落、ユーロドルは、対オセアニア・クロスでの売りで1.0784から1.0744まで値を下げ、ポンドドルは、対ユーロでの買いも伴って1.2534から1.2591まで反発した。尚ユーロポンドは0.8541、ユーロオージーが1.5941、ユーロニュージーは1.7534まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は150.44から149.72まで下落、ポンド円は175.55、オージー円は94.10、NZD円は、85.56まで上昇、カナダ円は、弱い加5月雇用統計の悪化を受けて、104.11まで下落後、欧州の天然ガス先物が、気温上昇により2割超上昇するなど、エネルギー価格が高騰したことで、104.78まで反発した。