今日の裏読み、表読み(2023/05/22)

G7の相場への影響は見えず、今週は、大きなイベントに薄い週となるが、米国の債務上限問題を睨んで、交渉の是非の行方などが株価や米長期金利に、悪影響を与えるかが焦点となりそう。
 経済指標としては、英4月ライトブーム住宅価格、日3月機械受注、中国人民銀行の1年と5年物貸出基礎金利公表、スイス第1四半期鉱工業生産、トルコ5月消費者信頼感指数、ユーロ圏3月建設支出と5月消費者信頼感・速報値などが公表される。
大きな材料もなく、経済指標の影響は限られそうだ。
 要人発言としては、ECBやFRB要人が、今後の強い利上げ姿勢を示唆すると見られるが、既に織り込みの程度となるが、バイデン大統領とマッカーシー下院議長の債務上限問題での再協議では、不調の終わるとリスクオフの動きが広がり易いことは、留意しておきたい。

戦略としては、ドル円は、133.50から138.75まで反発も更なる展開とならず、一旦これが戻り高値となるか注目した対応となる。本日下値は金曜日の安値137.43を睨んで、押し目は買っても、割れるなら止めて、再度137円前後からは、買い直し場を探す形となるが、この場合のストップは136.84や136.27割れで対応。一方上値は、138.14が押さえると弱く、利食いとなるが、超えるケースからは、138.50や138.66-75をストップに売場探しとなるが、こういった反発ではそれまでの安値が維持されると利食い優先が安全となりそうだ。
ユーロドルは、上値を1.1092-95で抑えられて、調整が1.0760まで下値を拡大もこれを維持する形。引き続きこれが下値を守るなら押し目は買い狙いで、ストップは1.0700割れで対応したい。ターゲットは、1.0829や1.0850が押さえると弱く、利食いながらだが、売りは1.0874や1.0905の戻り高値を睨んで売り狙いとなるが、売りのターゲットは、それまでの安値が維持されると利食い優先となる。 
ポンドドルは、1.2680で抑えられて、1.2392まで下値を拡大もこれを維持する形。引き続きこの安値を睨んで押し目買いは、1.2392をストップ、割れても1.2335や1.2273割れをストップに買い直しとなる。一方上値は1.2484-1.2511が押さえると利食いや売り狙いで、このストップは1.2547越え、超えても1.2680をストップに売り直しで、この売りのターゲットは、それまでの安値が維持されると利食い優先が安全となる。
一方クロス円は、11日の安値からの反発からの反発が19日の高値で抑えられている。19日の安値と高値をストップ圏に、上下が動けば逆張りで臨んで、このレンジ内の推移ならしっかりと利食いながら対応したい。また、19日の安値を割れるケースでは、16日の安値をストップに、買い直しとなるが、こういった買いのターゲットは、それまでの高値が押さえると利食い優先となる。