今日の裏読み、表読み(2023/05/15)

今週はFOMC、ECB理事会や英MPC、米物価指数などのイベントを終了し、大きな経済指標に薄い中、米債務上限問題を絡めた思惑、パウエルFRB議長をはじめとした要人発言に注目が集中しそうだ。
 本日の経済指標としては、日本の4月国内企業物価指数、独4月卸売物価指数、スイス4月生産者輸入価格、ユーロ圏3月鉱工業生産、加4月卸売売上高と住宅着工件数、米5月NY連銀製造業景気指数などが発表される。
 注目としては、前回予想外に強かった米5月NY連銀製造業景気指数が、米経済の姿を示すか、大きな注目となる。
 要人発言としては、ボスティック・アトランタ連銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、クックFRB理事などが、6月に据え置きとの思惑が残る中、今後の利上げ姿勢に関して、どういった見解を示すか、米債務問題や金融不安に関しては、イエレン財務長官の発言などが注目となる。

戦略としては、ドル円は、133.50から137.76まで反発、137.77から135.50まで下落の半値となる「135.64」を超えるたことで、今後強気が見えるか注目となる。ただ、上値追いは避けたいところ、135円方向への押し目があれば買い狙いで、ストップは135円割れとするか、買い下がりを見込むなら、133.75割れなら理想的。ただ、ターゲットは136円や136円ミドルが抑えるなら利食い優先となる。一方売りは、随時検討されるが、下げが甘ければ利食い優先が安全となりそうだ。
ユーロドルは、上値を1.1092-95で抑えられて、調整が1.0848まで拡大も、突っ込み売りは避けたい。早期は1.08前後の日足の雲を睨んで買い下がり場を探して、ストップは、1.0788割れ。ターゲットは1.09前後抑えると利食いで、売りは1.0936越えをストップ、超えても1.0007をストップに売り直しながら、売りのターゲットは、それまでの安値維持では利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2680で抑えられて、1.2445まで下値を拡大。こちらも突っ込み売りは出来ない。早期は慎重に買いっても、ストップは1.2345割れ。ターゲットは、1.25が押さえると利食いや売り狙いで、このストップは1.2541越え。超えても1.26方向への上昇では、1.2680をストップに売り上がりとなる。売りのターゲットは、売りのターゲットは、それまでの安値維持では利食い優先となる。
一方クロス円は、調整も一旦下値を見た感じもあり、早期は11日の安値をストップに買い場探しも、10日や8日の高値を前に利食い、これをストップに売場探しで、売りのターゲットは、それまでの安値維持では利食い優先となる。