昨晩は米物価指数の発表を控えて、様子見ムードが残る形。本日もあまり大きな材料はなく、同様な展開に留まる可能性を考慮して対応したい。
経済指標としては、NZ4月Eカード小売業販売高、英4月BRC小売売上高調査、日本の3月毎月勤労・全世帯家計調査、豪5月ウエストパック消費者信頼感指数と4月小売売上高、中4月貿易収支、英4月ハリファックス住宅価格、仏3月国際収支、米4月NFIB中小企業楽観度指数、メキシコ4月消費者物価指数などが発表される。
注目度の高い指標は少ないが、豪州の指標は直近の強い結果を反映すると豪ドル相場を支えそう。また、普段はあまり相場の反応はないが、金融不安が高まる中、米国の4月NFIB中小企業楽観度指数なども弱い結果が見えた場合、相場に一定の影響は与えそうだ。
要人発言としては、レーンECB専務理事やウィリアムズNY連銀総裁の講演があるが、金融政策決定会合の終了後であり、今後の利上げ姿勢に関して、一定の発言が見えた場合、相場に影響を与える可能性には、留意しておきたい。
その他神経質な動きとなっている米株価や3年物国債入札を受けた米長期金利の動向にも、注意を払って対応したい。
戦略としては、ドル円は、昨晩は135円を挟んだ展開。本日も同様な展開を想定して、下値は、134.64の維持では強く、買っても割れるなら止めるか、は134.25-40などでの買い下がりで、ストップは、133.88割れまたは、133.50割れで対応となる。上値は昨日の高値135.30が押さえると弱く利食いで、超えても先週の137.77から135.50まで下落の半値となる135.64が押さえると弱く、利食いや売り場探しで、このストップは135.67-70または、136.11越えで対応となる。
ユーロドルは、上値を1.1092-95で抑えられて、1.0967まで調整もこれを維持して、総じて揉み合いが続いている。反発があれば1.1092-95をストップに売狙い。一方押し目1.0941-67をストップに買い狙いが、逆張りでしっかりと利食いながらの対応を検討したい。
ポンドドルは、堅調が続き1.2670まで上値拡大。今週のBOEを睨んだ展開となるが、一定の利食いも出易く、早期はこの高値が押さえると売り狙いから、ターゲットは、1.2548の戻り安値が維持されると利食いや買い狙いで、割れるケースでは、1.2433をストップに買い直しながら、ターゲットは、それまでの高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。
一方クロス円は、2日の高値から調整も4月28日の安値を前に下げ渋っている。突っ込み売りは避けて、押し目があれば、4日や28日の安値をストップに買い場探しから、ターゲットは、昨日の高値や5日の高値が押さえると利食いで、超えるケースでは、慎重に段階を置いて売り狙いで、このストップは5月2日の高値として、売りの場合の利食いは、それまでの安値が維持されると利食い優先となる。